活用方法を教えます

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農業大国茨城県の郷土料理をご紹介!

関東圏でありながら、県土の大半が平地で農業大国である茨城県には、多くの郷土料理があります。平地の多くが農地となっており、メロンの収穫は全国1位、畜産関係でも軍鶏・常陸牛・ローズポーク・蕎麦の生産地としても有名です。そして食した多くの人が美味しくて印象に残ったと言うことが多いのがあんこう鍋とそぼろ納豆です。

あんこう鍋が紹介されるとき、よく言われるのが「東のアンコウ、西のフグ」で、茨城県を代表する冬の料理になります。あんこうは見た目は悪いですが、姿に似合わない淡白な味で、身は脂肪が少なく低カロリー。そしてコラーゲンたっぷりであることから女性に大人気です。11月~3月あたりまで楽しめますが、12月~2月が美味しい頃だと言われることが多いです。茨城県内であんこう鍋が食べられる店や旅館・ホテルは130店以上あると言われ、それぞれに独自の調理法や下ごしらえを施し、趣向を凝らしたものがたくさんあります。

あんこう鍋はあんこうの7つ道具と呼ばれる、肝・だい身・皮・胃・ひれ・えら・ぬの、を全て一度に楽しむことができ、骨以外は全て捨てるところがないと言われるほどです。それぞれの部位の独特の食感の違いを感じながら食すことができます。一緒に入れる具材は野菜・キノコ類・春菊・ニンジンなどですが、店によって微妙に異なることもあるようです。似たような料理にどぶ汁がありますが、あんこう鍋はあっさり食べられることが特徴で、あん肝が溶け出したスープを味わいながら7つ道具の味を楽しむことができます。あんこうは栄養成分も豊富な食材で、コラーゲン・ビタミンA、B2・Eなどが含まれ、風邪はもとより貧血や高血圧、老化やガンにも効果があると言われます。

他にもあんこうを使った料理はたくさんあり、ポン酢で味わうと美味しいあん肝、湯引きした皮やぬの・ひれを酢味噌で味わう共酢などが有名どころですが、唐揚げも美味しくいただけます。意外なことを挙げるとフランス料理でもあんこうは使われることがあり、ポワレした身と、蒸した肝に、あんこうアラからの出汁をとったソースで楽しむ料理があるようです。あんこう寿司もおすすめで、茨城県内でも珍しいもののようですから、茨城に行ったときはぜひ食べておきたいものです。ネタは肝・身・皮などを使い、それぞれの特長を堪能することができ、特に肝はあん肝入りの特性味噌でいただくと大変美味。身の部分は昆布締めや梅肉でさっぱりと、皮はコリコリした食感を楽しむことができます。

茨城県を代表する料理として、そぼろ納豆も紹介しないわけにはなりません。納豆に切干大根をあわせて、しょう油などに漬け込んだ惣菜で、小粒の大豆が特徴です。この小粒大豆は古くは藩政時代から作られていたもので、豆腐・味噌に向かない大豆を水戸納豆にして製作、全国的に有名なものになりました。

そぼろ納豆は納豆と切干大根の異なった食感を楽しむことができ、つまみでも堪能できるものです。温かいご飯にかけて、おかずにもなりますし、ゴマ・ネギを加えて栄養バランスのとれたおかずでも便利な料理です。また、お茶づけにして食べるとスイスイと食べられますから、宴会などを堪能した後はおすすめで、さっぱりといただけます。

この料理は製造されてパックで売られてもいますが、自分で簡単に作ることもできます。紹介すると水戸納豆のパック(120~150g)を3つ使い、よく水洗いした切干大根を160g用意します。切干大根を塩をひとつまみしたものでよくもみ、塩づけします。そして納豆をかきまぜたものに、水を切った切干大根を加えてよく混ぜ合わせます。これにしょう油または納豆のタレを少々加え、味を調えたら完成です。茨城に行ったときの楽しいひとときを懐かしむとき、この料理は簡単で、手軽に想い出に浸ることができるものです。